新しい形のセレモニー
こんにちは。
小さくて温かいご葬儀とご供養の店
ラ・プリエールです。
先日、都内で開かれたお世話になっていた方のお別れ会に出席させていただきました。
新潟出身の方だったため新潟でもお別れ会を開催されたのですが、
その時はありがたいことに弊社をご利用いただきました。
ですから、今回は純粋に一人の友人として参加させていただきました。
会場は故人様の経営されていた店舗を利用して行われ、100人を越える方々が参加されていました。
会場のデコレーションからセレモニーのメニュー、進行まで、すべてが奥様とご協力された皆様の手作りで運営されていました。
故人様の意向が随所に盛り込まれていて、線香もなく、平服で。
目立った進行もなく、会場にあるいくつかのメモリアルコーナーでそれぞれが思い思いの故人様と過ごします。
メモリアルコーナーの場所に合わせてお食事やドリンクも数ヵ所に分けて配置されるほどの心遣いにも感動しました。
とにかく強く感じたのは、皆様の故人様への思いです。
参加された皆様全員が故人様を中心として会を作りあげていることが強く伝わってきました。
涙よりも、笑顔の方が多かった気がします。
厳かなというよりは、賑やかでした。
下を向いている人もいませんでした。
若い方達の感性によって、
参加された方、関わられた方達皆さまが自発的に考え、行動をする。
祭壇に向き合った時に感じた現実(哀しみ)は、
会が終わる頃には前へ進む力に変わっていたと思います。
お葬式というものはとかく形式や慣習に縛られがちなものですが、
このような形こそがお葬式(お別れのセレモニー)の本来の意味と役割を果たしていると思いました。
私もこの日で故人様への思いに一区切りつけられました。
故人様の分も前に進まなくてはいけないなという思いを胸に、これからも日々精進しようと思います。