火葬式(直葬)の注意点
最近は「家族葬」という言葉もすっかり定着し、「直葬」すらご存知の人が増えました。
今日はこの直葬について少しお話しをさせていただきます。
「直葬」という言葉は読んで字のごとく、セレモニーやお別れの時間をもうけずて「直接火葬場へ」という意味の名前だと思います。
たまにお客様の中で、直接病院(施設、自宅)から火葬場へお送りするものだと思っていらっしゃる人がいますが、法律で
「死後24時間は火葬をしてはいけない」
と決められているため、最短でも24時間はご安置をしてからの火葬となります。
あまり関係ない話かもしれませんが、個人的に「直」という言葉は故人様にふさわしくない気がして、ラ・プリエールでは「火葬式」と呼んでいます。
火葬式の注意点としては、宗教式を行わないため、菩提寺(代々のお墓があるお寺)をお持ちのお客様は必ず相談をしていただきたいということです。
菩提寺と檀家の関係上、菩提寺の許可なく火葬を済ませてしまった時にお墓に入れてもらえない可能性があります。
これは、
「告別式という正式なセレモニーを行わずに菩提寺のお墓へは入れませんよ」
というものです。
現代の価値観ではなかなか理解できない部分でもありますが、
「檀家からお布施を納めてもらう代わりに、檀家に関わる葬祭の儀式を取り仕切る」
としている菩提寺にとっては必要な過程となります。
(別の意味もあるかもしれませんが。。)
たとえば故人様本人の意志だったり、宗教式に価値を感じられなかったり、経済的にお布施を納めることが厳しい時には、その旨を菩提寺へ相談してください。
お寺様によっては枕経や炉前読経、納骨時の読経などのシンプルなものでも了承してくださる場合があります。
それでも難しい時は、私たちへご相談ください。

5回の閲覧0件のコメント