循環型葬儀を新潟から
こんにちは。
新潟のラ・プリエールです。
最初に1点報告があります。
遅れていた工事ですが、2月一杯で完成し、3月の上旬にオープンが決まりました。
予定では1月のオープンでしたので2ヶ月遅れとはなりましたが、このトラブルも受け入れてオープン後に活かしていきたいと考えております。
実際、遅れたこの2ヶ月の間にまた様々な人たちとの出会いがあり、逆にラ・プリエールの世界観、提供できるサービスの幅が広がったような気持ちです。
日々いただいている皆さまとの出会いに、深く感謝いたします。
さて、先日とある農業大学の教授のお話しを伺う機会があり、これからの時代の「食(しょく)」について学ばせていただきました。
これまで我が国では生産から食卓までが一方通行であった食ですが、現在は「生産→食卓→生産→食卓」と、循環型の産業となっているそうです。
食卓(消費)で起こるフードロスを肥料化して生産に活用することにより、国内の食料産業を循環型に変更することを目指しているそうです。
この循環をフードチェーンと呼ぶそうですが、これからの時代にマッチした非常に素晴らしいものだと思います。
実はこのフードチェーンと同じく、私たちの葬儀サービスによって同じようなチェーンを作ることができます。
それは、当社の棺の標準仕様である「Altana(オルタナ)」です。

こちらの棺の特徴としては、モダンにデザインされたスタイリッシュなイメージと、何と棺蓋(かんぶた)を簡易的な祭壇として使用することができます。
葬儀の小規模化、そして宗教感の希薄化が進んでいる今、非常に共感をいただいている仕様となっております。
祭壇の形骸化、そして故人様を中心として葬儀を行いたいと考えられている方々に多くの反響をいただいております。
そして、冒頭のフードチェーンのお話しに繋がる理由として、こちらのオルタナの素材が「紙」であることが挙げられます。
紙製とはいっても段ボールの技術を応用したものとなっておりますので、木製のものに比べて強度も重さも優れたものとなっております。
もちろん、弊社にて採用させていただいている商品ですので、国内製です。
素材が紙であることによって環境に配慮されている理由としては、3点挙げられます。
①1棺あたりの森林資源の使用料が木製のものに比べて約50%に削減されています。
②紙製であることにより燃焼率が50%向上し、燃焼時のエネルギー消費とCO2の削減しています。
③1棺購入することにより、1本の植林が行われます。

環境品質グレードの管理も徹底されており、環境への配慮が目で見て確認できます。

火葬という埋葬方法は、衛生的である反面、どうしても大量な燃焼エネルギーを消費し、CO2を排出します。
オルタナはそのエネルギーを削減するだけでなく、購入することにより植林によって新たな命のサイクルが生まれます。
自分の命の終わりが新たな命へと繋がることによって、いわゆる「ライフチェーン」ができあがります。
これは冒頭のフードチェーンと同じく、これからの時代の新しい葬儀のスタンダードとなる可能性を秘めていると思っています。
私たちラ・プリエールでは、このような商品やサービスの提供を最も重要視しています。
新しい価値観であること
高品質であること
国内生産であること
ストーリーがあること
作る側にも使う側にも、思いが込められているということが何より大切だと思っています。