これからは、お葬式もご自宅で
こんにちは。
新潟のラ・プリエールです。
オープンから約1か月が経ち、サロンへお立ち寄りいただく方が増えてきており、この場をお借りして感謝申し上げます。
ありがたいことに、サロンへお越しいただいた方たちから
「こういうお葬式を探していた」
「(供養に)こんなものがあったらいいなと思っていた」
といったお声をいただきます。
それは、皆様に私たちがご提案させていただいている「家族葬」と「手元供養」という価値観への共感をいただいているということなのでしょうし、
お葬式に新しい価値観と選択肢を知っていただきたかった私たちとしては、
これ以上ありがたいことはありません。
今日のテーマは、ご自宅葬です。
実は自宅葬というものは、一昔前では最もスタンダードなお葬式でした。
世の中に葬儀社と呼ばれる職業が出てくるまでは、その暮らしている地域(町内)の方たちが助け合ってお葬式を行っていました。
現在、冠婚葬祭の主役となっている互助会(ごじょかい)という考え方も、根本的にはこうした「互いに助け合う」という冠婚葬祭における地域文化に根ざしたものです。
その後、経済が成長し世の中が忙しくなるにつれて、このように地域で冠婚葬祭を執り行う機会は少なくなり、葬儀社がその役目を担うこととなりました。
現在はお葬式といったら葬祭ホールで行うことが一般的ですが、
近年はお葬式も小規模化が進み、その約70%が30人以下の参列者数となっています。
そのため、今後はその形態も形を変えていく可能性が考えられています。
内閣府の2017年の調査によると、人生の最期を迎えたい場所として「自宅」を選択されている方は全体の約60%にものぼることが分かっています。
最期を自宅で迎えたいということは、「最期も自宅から旅立ちたい」と考えられておられる方も多いということであると思います。
たしかに、私自身で考えた場合も最期は住み慣れた自宅で迎えたいと思いますし、自宅から旅立つことができたら嬉しいです。
また社会的な背景としては、我が国の医療・介護制度は転換期に差し掛かっており、
医療機関でこれまでのようなサービスを受けることが今後は難しくなってきています。
コストの負担から病院は患者様を手放さざるをえなくなり、ある程度のケアであれば、介護施設や自宅で行われるようになると言われています。
このことから、これまで病院で亡くなっていた方々が施設や自宅で亡くなるケースが増えてくると予想されています。
もともと私たちのご自宅葬プランはこのような社会的背景を想定して作成したのですが、
実際にサロンへお越しいただいた方のお話からも、
「最期も自宅で過ごしたい」
という思いを伺っております。
また、
「最期くらい自宅から送り出してあげたい」
というお声や、
「葬祭ホールで行う葬儀に不満(不信感)をもっている」
というお声もいただきます。
自宅葬に掛かる手間や近隣様への配慮から、こういったお声があったことには正直驚きました。
貴重なご意見をお聞きすることができたことをとてもありがたいと思っております。
私たちの提案させていただくご自宅葬プランは、以前のような大掛かりな自宅葬ではなく、ご自宅の一角(リビングや寝室)を使用した現代の住環境に合わせた自宅葬です。

住み慣れたご自宅で、時間を気にすることなく、心行くまで旅立ちの時間をお過ごしいただきたいと考えるプランです。
実は、新潟には自宅葬専門の葬儀社さんもございます。
https://niigata-jitakusou.com/
新潟自宅葬儀社様は、自宅葬に特化された葬儀社様です。
代表を務められる青木様は、若くしてこちらの会社を立ち上げられました。
これまでの豊富な葬儀経験を基に、自宅葬という分野で故人様・ご遺族様に貢献したいと日々努力しておられます。
ラ・プリエールの提案させていただく自宅葬
新潟自宅葬儀社様の提案させていただく自宅葬
どちらも、何より皆様のお気持ちに寄り添いたいと思う気持ちは同じです。
日々お互いに情報交換や意見交換を行い、若い力で新潟の葬儀業界に新しい価値観を提案させていただきたいと考えております。
また、現在新潟のエンディング業界には業界の垣根を越えて若い方々が参入してきておられます。
こういった動きは全国的にも増えており、エンディング業界にこれまでになかった新しい価値観を生み出しています。
私たちはそういった方々と積極的に連携をとることにより、皆様へより良い商品やサービスをご提案させていただきたいと思っております。